クライアント: Pegatron、台湾(Pegatronが製品を開発し、最終的にAsusに買収されました)プロジェクト: 病院の看護師と医師が患者情報を入力し管理しアクセスするためのタブレットコンピュータ設計プロジェクト期間: 8ヶ月責任範囲: 大手会社勤務時のプロジェクト。
        • 初期のチーム: 5人の産業デザイナーのチーム
        • リサーチ: チームで病院でのデスクおよび質的なリサーチを実施。
        • 生産の準備: デザイナーたちはデザイン提案を行い、作業用のプロトタイプを作成するために機械エンジニアと密接に協力。

混沌とした環境に対応するデザイン


課題: タブレットは多機能なカート上で使用され、患者情報の記入台として使用されるだけでなく、粉状または液体の薬を混ぜる場所としても機能。タブレットは防水機能が求められたプロセス: 5人の産業デザイナーチームの一員としてプロジェクトに参画。病院を訪れ、医師や看護師に患者情報や一般情報の処理方法についてインタビューを実施。その後、個々にクライアントに提案するデザインを考案。

コンセプト開発

病院の医師や看護師へのインタビューの後、結果を合成し、最終的なデザインは以下の3つの基準を満たす必要があるとチームで決定。
  • 衝撃、液体、粉末に耐える頑丈な構造
  • 衛生的でプロフェッショナルな外観
  • 直感的な使用

ユーザーを邪魔をしないデザイン

製品を使いやすく、維持しやすくするために、デザインには以下の特徴が含まれる。
  • 手の配置: 医師や看護師がクリップボードを握る方法に着想を得て、デバイスのクロスボディグリップは製品をしっかりと保持し、医師や看護師にとって馴染みやすいものとなりました。片手はスタイラスの使用に使われ、もう一つの手はボタンにアクセス。
  • パーツの最小化: モールドされたシリコングリップのシングルピースには三つの利点があった。防水であり、湿った手で製品を使用しても握りやすい。また、パーツが最小限であるため、損傷の可能性の低減
  • スタンド不要: 背面の傾斜したバッテリーパックは、テーブル上でデバイスを傾けるためのスタンドとして機能し、使用する際によりエルゴノミックであり、当時の多くのタブレットコンピュータで一般的だった別のスタンドの必要性を排除。